まだ高月利EAに期待してんの?

まだ高月利EAに期待してんの?

 

このページをご覧になっているということは

何かしらのEAのオファーを受けていて

口コミや評判が気になっていたり

そのEAが本当に稼げるのかが気になって

調べていたからだと思います。

 

まず、結論からお伝えさせていただきますが

月利をウリにしているEAは使わないほうが良いです。

 

EA(自動売買)の無料モニター案件を

ブログやSNSでよく見かけますが

その多くが高月利をウリにしたものです。

 

その理由としては

・即金性が高くかなり稼げるので魅力的に見える

・プログラムの知識がなくても簡単にできるロジック

大きくこの二つの特徴があるからです。

 

確かに、ある程度は稼ぐこともできるし

謳い文句も嘘ではないんでしょうけど

はっきり言って長期的な運用を考えているのであれば

ほぼ100%大損して終わる結果になります。

 

今回は

なぜ、高月利のEAほど大損しやすいのか

ということについて解説していきます。

 

 

高月利EAがたくさん出回っている理由

高月利EAといっても月利20%程度のものから

高いものは70%、80%以上稼げる

ものまで幅広く出回っています。

 

とはいえ

内部のロジックはどれもほぼ同じで

大体が破綻寸前に損切りするものか

そもそも損切りという概念がないナンピン型になります。

 

ナンピンとは簡単に言えば

ポジションを取って価格が逆方向に動いた際に

更に買い(売り)を増やす手法のことです。

 

例えば

ドル円が上がると判断して

1ドル100円で買ったとします。

 

しかし、その予想が外れて

価格が1ドル90円まで下がったとします。

 

この時に

ドル円を買い増しします。(ナンピン買い)

 

そうすると

買いの平均価格は

(100+90)÷ 2 =95 となり

買いの平均価格が95円になります。

 

平均価格が下がることによって

最初に買った100円まで価格が戻る必要がなく

95円まで戻せば収支がトントンになります。

 

この仕組みを利用し

何度も繰り返しポジションを増やし続けて

平均価格を下げながら利益が出るまでひたすら耐え続けることで

損切りをせずに利益を積み上げていくものが高月利EAの正体です。

 

確かに、基本的に負けることはないし

損切による損失もないので効率が良いです。

 

ただ、ナンピンでポジションを増やせば増やすほど

含み損の増えていくペースも倍増していきますし

 

EAが負けるとき = 含み損が証拠金を超えたとき

 

なので、たった一度の負けが致命傷になります。

 

では、なぜ

このようなEAばかりが出回っているのか。

 

それは

誰でも簡単に作ることができるから

です。

 

本来EAというのは

テクニカル分析の組み合わせで

相場の優位性を高めながら

ひたすらバックテストを重ねて作りこんでいきます。

 

ですが、この手のEAは

”ひたすら耐えれば負けない”

という考えで作られたシステムなので

テクニカルを必要としていません。

 

そして、条件を選択していくだけで

勝手にEA化してくれるサービスがあるので

プログラミングができる必要もないのです。

 

では、ここで一つ

考えてみてほしいのですが

こんなに稼げるEAをなぜ配布してくれると思いますか

 

普通の考えだと

これだけ利益率がいいのであれば

自分一人で使えばいいじゃないですか。

 

例えば

推奨資金10万円の業者が多いので

10万円が毎月30%ずつ増えていくと仮定すると

 

1年後には232万円

2年後には5400万円

たった3年で12億円稼げるんですよ。

 

こんなの普通に考えて現実的じゃないって

FXを知らなくてもわかるじゃないですか。

 

それに、仮に本当にこれだけ稼げるんだったら

一生懸命ブログを書いたり

せっせとSNSを更新したりする必要なんてなくないですか?

 

要するに

このEAを作った人もずっと稼げるなんて思ってないんですよ。

 

だからある程度稼がせて

良きタイミングで有料版を販売したり

IB報酬で稼ぐしか方法がないんです。

 

だからLINE@とかツイッターで

デモ口座のスクショを毎日一生懸命投稿してるってわけです。

 

多段ナンピン型はどうやっても大損して終わる

資金に対して推奨ロット、完全自動で運用した場合

どんなクソみたいなナンピンEAでも

”どこまで許容できるか?”という

ラインは設定していると思います。

 

確かに、この手のナンピンEAは

レンジ相場では絶大な力を発揮しますが

想定している以上に価格が動けば

含み損が証拠金を上回ってジ・エンドです。

 

よく、この手のEAを紹介しているアフィリエイターが

”EAは資金管理が大事です!”なんて言ってますが

言葉自体は正しいですが、意味的には間違っています。

 

本来的には

”ナンピンでどこまで耐えられるか”という管理ではなく

”証拠金に対してのロット数”を管理することが

資金管理の真意なのです。

 

FXはどこでエントリーするかが最も重要なのですが

この手のナンピンEAは”耐えきれば勝ち”

といった考え方のEAですし

 

基本的には負けないので

エントリーすればするほど利益が増えるため

エントリーの根拠が激甘のものが多いです。

 

エントリーの根拠が甘いから

すぐにエントリーしようとして

結果、両建てになるタイミングが多くなり

トレンドに必ずと言って良いほど捕まり

資金がショートして全損退場するハメになってしまいます。

 

破綻しないように自分で管理しようとした場合

多段ナンピン型のEAは数えきれないほどありますが

中にはLINEのオープンチャットだったり

BANDのようなコミュニケーションアプリ等で

サポートを行っているグループもあります。

 

こういったサポートの中で

損切りのタイミングだったり

指標に合わせてEAのON/OFFのタイミングを

アナウンスしてくれたりするのですが

 

最終的な判断は自分がする必要があるので

サポートを受けたからと言って

リスクが無くなるかというと

実際はそういうわけではありません。

 

多段ナンピン型のEAの全損回避は

投資初心者だから難しいわけではなく

プロでもとても難しく

ほぼ不可能という認識でも問題ないくらいです。

 

理由としては

今まで負けていないから

というのが大きいです。

 

これまで順調に利益を積んでいますし

理論的には負けないEAなので気が大きくなりますし

 

ある程度の期間運用していれば

多少の死線も潜り抜けているはずなので

 

”今回も何とかなるだろう”

”ここから盛り返すだろう”

 

という希望的観測が損切りの判断を遅らせます。

 

一度ナンピンで捕まったら

含み損がどんどん膨らんでいきますし

 

”損切りしないとヤバいんじゃないか!?”

 

と思い始めるころには

含み損の金額もかなり大きくなっていますし

複数のポジションで構成されているため

これほど損切りの判断が難しいものはないです。

 

ナンピンしている方向と逆にポジションを増やして

バランスを取ったとしてもその場しのぎでしかなく

ナンピンが解消されたら逆方向の含み損で悩むことになるので

結果的に問題を先送りにしただけになります。

 

これらの判断をミスなくできるのであれば

EAを使いこなしているといえるかもしれませんが

 

ナンピンしだしたらチャートを頻繁にチェックしないといけないので

個人的には”EAの意味ある?”とは思いますね。

 

推奨ロットに対して潤沢な資金を用意した場合

最後に、エントリーを始めるロットに対して

推奨資金より潤沢な資金を用意した場合どうなるかです。

 

0.01ロットに対して10万円用意して破綻するのであれば

0.01ロットに対して100万円用意すれば破綻しないんじゃないか?

 

そう思う方もいるかと思います。

 

結論から言えば

これが一番タチが悪く

精神的にも最もダメージが大きいです。

 

これはとあるEAを検証した際のバックテストです。

 

このEAも例外なく10万円0.01ロットで破綻したので

0.01ロットに対して100万円を用意しました。

 

青線が最後に落ち込んでいるのは

バックテストの期間が終了した際に

現在持っているポジションをすべて決済する仕様なので

ここは気にしないでもらいたいのですが

 

注目すべきは

赤丸で囲んでいる緑線の部分です。

 

この緑線が何を表しているのかというと

これは含み損を表したものになります。

 

このバックテストでは

バックテストの期間が終了して

すべてのポジションを手仕舞いしてしまっていますが

 

リアルに運用していた場合は

現在進行形でポジションを保有していることになります。

 

で、このポジションを最初に持ち始めたのが

2020年の6月なので10か月ほどポジションを保有していて

 

決済できそうな気配が全くないまま

日々、ものすごい含み損を抱え続けていることになります。

 

決済ができないということは

新たにポジションを取ることができないということなので

 

買いポジションを持っていた場合は売りポジション

売りポジションを持っていた場合は買いポジション

 

でしか利益を出すことができないということです。

 

前提として、この手のEAは

上手く両建てで回していくことで利益を出していくので

ここまでハマってしまうと片方が機能せず

 

片方が機能しないということは

想定している月利の半分

下手すればそれ以下しか見込めないことになります。

 

少しずつでも利益が出せれば良いと考えて

運用をそのまま続けた場合にも問題はあり

 

自分が抱えているポジションの相場の範囲内で

逆のポジションもナンピンの底なし沼にハマってしまった場合です。

 

ここまで来てしまえば

上がっても損するし、下がっても損するし

新たにポジションを取ることできないしで

全く身動きが取れなくなってしまいます。

 

かといって、放置していても

毎日のスワップでどんどんマイナスが増えていく。

 

結局は

自分の手で莫大な損失を確定するしかなくなってしまいます。

 

最後に

無限にポジションを取って

高月利を狙うようなタイプのEAで勝つ方法は

実は、たったひとつだけあります。

 

それは

”ポジションを取っていないときに勝ち逃げする”

です。

 

ですが

”運用していれば月利30%とか50%とかを

稼ぎだしてくれる可能性があるEAを絶好調の時にすっぱりと辞める”

これがいかに難しいかは少し想像すればわかるかと思います。

 

別のEAを使う予定があるなら辞められるかもしれませんが

こんなEAに期待を寄せている時点で

その別の候補も似たようなEAになるので

結局は同じことの繰り返しです。

 

要するに

高月利EAで大勝ちするのはほぼ現実的ではない

といえます。

 

ちなみに

最近、SNSの広告でもよく見かける

zooというトレーダーチーム監視型EAの

ベースになっているビーストというEAも

月利77%を謳った変則ナンピンマーチン型のEAですが破綻者が続出しています。

 

コミュニティでサポートがあるのに破綻者が続出しているんです。

現実はこんなもんです。

 

そもそも

EAを紹介されたときに

”自分で損切りするタイミングが判断できないと破綻します”

って最初から説明があるならまだしも

そんな説明が一切ないんだったら完全自動が前提なはずなので

 

一生懸命勉強して

損切りのタイミングを計っている

その状況がおかしいんです。

 

高月利EAに期待したくなる気持ちもわかりますし

高月利EAで投機的に運用するのは自由ですが

資産運用を目的としてEAを運用するのであれば

僕のEAも騙されたと思ってでも良いんでぜひ使ってみてください。

 

半年、1年後にはどちらが正しいのかがはっきりすると思います。

 

僕の開発したEAは

・1万円からでも運用可能

・バックテストも20年以上右肩上がり

・トレードの勝ち負けが気にならないロジック

・非ナンピン、非マーチン

・他の業者には真似できない特殊なコンセプト

といった特徴があります。

 

バックテストももちろんのこと

詳しいことはメルマガで詳しく解説しますので

少しでも気になっていただければ

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