EA検証

【追記あり】Red Star(レッドスター) EAを検証した結果…

Aさん
Aさん
含み損がほぼないRed Starという名前のスイングEAがあるらしいですよ
KØW
KØW
これって動物シリーズが開発元のやつやろ?
動物やめて植物系にでもなるんか?

KØW(@kowblog_com)です。

ビースト、ラビット、ゴリラ
Zoo、サバンナなど動物に関連する名前で
EAやMAM、PAMMをリリースしてきた
通称”動物シリーズ”の運営が
ゴールドのスイングEAをリリースしたようです。

僕がLINE登録していた代理店からは
そういう情報は入っておらず
聞いてみても知らないと言っていたので
ごく最近参入した代理店が紹介している感じですかね。

2021年の末にZooとサバンナで大損失を出し
2022年の5月初めに別のMAMで大損失を出し
炎上しまくりで代理店が手を引いたとか
過去の運営状況を知らない新規の代理店を捕まえたとか
色々考えられる理由はありますが

転生したい

という強い意志は感じますね(笑)

まだリリースされて1週間ちょっとということで
代理店の記事も数件しか見つけられていないのですが

”僕がオススメするビースト+と同じ開発元から新たにリリースされた”

と宣伝している方がいて
これは完全に悪手だと思いました(笑)

とはいえ、年利100%というのは現実的ですし
本当であれば普通に使えるレベルなので
ちょっと中身を見てみることにします。

Red Star(レッドスター)検証レビュー

Red Star(レッドスター)は
ゴールドの順張りスイングのEAで

勝率86%オーバー
年利100%の実績
最大ドローダウン7.6%の安定型

というのがウリのようですね。

フォワードテストはまだ無いようなので
とりあえず前情報として
バックテストを確認していきます。

これが掲載されていたバックテストです。

これが僕のEAのバックテストなんですが
普通はバックテストすると赤枠の部分も出力されるはずなのに
Red Star (レッドスター)のバックテストにはありません。

変ですね。
意図的に切り取っているのでしょうか。

1年間のバックテストらしいのですが
いつからいつまでの1年間なのか不明なうえ
そもそも取引回数200回弱だと
統計も取れないので優位性があるのか判断できません。

何が言いたいかって言うと

たまたま上振れで勝っている1年間を切り取っている可能性がある

ってこと。

というかこれ
1年間のバックテストじゃない可能性すらありますね。

注目すべきポイントはここ。
テストバー数が7309となっています。

テストバーっていうのは
バックテスト時に使ったローソク足の数のことで

1分足のEAだと1分に1本なので
年間の平日が260日として
1年間だと374400

5分足のEAだと5分に1本なので
1年間で74880

15分足のEAだと15分に1本なので
1年間で24960

30分足のEAだと30分に1本なので
1年間で12480

1時間足だと60分に1本なので
1年間で6240

4時間足だと240分に1本なので
1年間で1560

一方、Red Star(レッドスター)は
切り取られているので時間足は不明です。

ですが、これまでの運営の傾向からして
1年間って言ってるけど2年間のバックテストだった
なんて可能性は限りなくゼロに近いですし

仮にそうであっても
1年より2年の方がバックテストの信頼性も上がります。
(2年でも短いですが…)

なので、下にサバを読むメリットなんてないんですよね。

ということで4時間足ではないことがわかり
1時間足が一番近いかな、といった感じですが

過去にウルフやビーストを検証した際に
直近って書いてたからその近い期間でバックテストしてみても
全然違う結果が出力されたこともあるので
これも現段階では微妙なところです。

というのも
パラメータの部分も切られているので
ロットすらもわからないんですよ。

大きなロットを張れば
少ないトレードで大きな利益を出すことも可能です。

何が言いたいかって言うと
時間足が短ければ必要なローソク足も増えるわけなので
ごく短期間でマッチした相場をピンポイントで狙っている
という可能性がありますね。

例えば、5分足でテストバーが7300本だと
約1ヶ月分のバックテストになります。

これだと極端すぎて
実際に稼働した際のギャップがすごいので
さすがにここまではやっていないと思いますが

バックテストの期間も不明
時間足も不明
ロットも不明

となれば
見た目だけ良い感じのバックテストを作ることも可能ですし
なにより、誠実さが全く感じられないってことです。

最後になりますが
これまでの検証を根底からひっくり返す
衝撃の事実をお伝えしようと思います。

紹介者の記事を見ていたのですが
最後にQ&Aが数点記載されており

損切は自動で行われないらしいです。

これまで動物運営がリリースしてきたナンピンEAのように
TPだけ設定してひたすら耐えるようなEAだと

こんな感じで
綺麗に一直線に右肩上がりになるはずです。

一方、Red Star(レッドスター)はというと
単ポジEAのようにギザギザしています。

バックテストは人の手を加えられないので
自分で損切しなければならないのであれば
こういう形にはならないはずです。

本当にRed Star(レッドスター)のバックテストですか?

また、ちゃんと負けてるので
代理店は含み損をほぼ持たないって謳ってましたが
少々誇大広告な気がしますね。

ざっくりまとめると

・ゴールドのスイングEAらしい
・バックテストは1年間らしいけど、そもそも1年は短すぎ
・バックテストがどこの1年間か不明
・時間足も不明でそもそも1年も検証してない可能性がある
・取引回数が少なすぎて統計的にも乏しい
・損切機能がないのにバックテストではちゃんと負けトレードもある

こんな感じですね。

わざわざこれを使うメリットを感じませんでしたし
なんなら、この記事で参考に上げた自分のEAの方が収益率良いですw

表面上は全く検討に値しないEAですが
中身を見てみないことにはなんともいえないので
とりあえず、申請はしてみました。

動物運営は2年以上前から注意喚起していますし
実際にトラブルも起きているので申請は多分通らないと思いますが
手元に届いたら検証結果を追記しようと思います。

【追記】Red Star(レッドスター)をバックテストしてみた

Red Star(レッドスター)が届きました。

2~3日で届くって聞いていたのですが
実際に届いたのは申請してから10日後。

あまりに人気ぶりに申請が殺到していたのでしょうか?

Red Star(レッドスター)に関しては
運営も大々的に発表していなければ
僕が登録している代理店に聞いても知らない。

6月1日現在、検索しても3件(僕を入れて4件)しか見つかりません。

どう考えても殺到しているようには見えないですし
相変わらず対応が遅いなあ…という印象でしたね。

それはさておき
実際にバックテストをして中身を確認していこうと思います。

まず、Red Star(レッドスター)をDLするためにメールを開きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールの件名はRedStar配布なんですが
ハピネスEAを申請いただきありがとうございます!

という挨拶とハピネスEAの設置方法が記載されています。

KØW
KØW
どういうこと?

ハピネスっていうEAは僕が知る限りでは
取り扱っていないはずだし
動物運営のEAには盗作疑惑があったので
さっそく不穏な雰囲気ですね。

”裏を返せば性能は良い”という可能性もありますが…。

というわけで
バックテストしてみた結果がこちら。

代理店の記事を見ても
”バックテストは1年間”
ということしかわからなかったので

RedStar(レッドスター)の記事があがりだした
5月14日までの直近1年間でやってみました。

代理店が掲載しているバックテストと近い結果になりましたね。

100万円1ロットで最大ドローダウンが1048ドルなので
リスクもかなり低いと思います。

ロジックはRedStar(レッドスター)をセットしたら
指値注文が入ったのでブレークアウトっぽいですね。

TP,SL共に200pipsになっていて
損切も普通にあります。

代理店は自動で損切りしないって言ってたので
相変わらず紹介するEAのことを理解していない
ということが浮き彫りになりました(笑)

パラメータに関しては
何かいっぱいありました。

設置方法に関するテキストしかなくて
この辺は一切触れられていないのでめちゃくちゃ不親切ですが
TP,SL、トレーリングくらいは触れそうですね。

KØW
KØW
運営もハピネスEAをパクってるから説明ができないとか?
まさかね(笑)

ただ、指値を入れては解除を繰り返しているので
バックテストだけでもかなり時間がかかるので
最適化は現実的ではなさそう…

EA自体はそこそこ使えそうかなって印象ではあるんですが
気になるところがあって

・バックテストの期間
・スプレッド

この2点ですね。

1年はさすがに短すぎると思っていて
要するに、”ここだけ勝ってるんじゃね?”ってことです。

スプレッドに関しては
掲載されていたスプレッドが19ポイント(1.9pips)なんですが
実はこれ、最低のラインなんですね。

実際は3~4pipsが通常運転です。

取引回数も少ないし
一回のトレードの値幅が大きいから
あんまり影響ないって思うかもしれませんが

Red Star (レッドスター)のバックテストを例に
年間200回トレードがあったとすると

200回×2pips=400pip

になるので
5年で2000pips
10年で4000pips
これだけ良く見せれちゃうってことなんですよね。

それだけスプレッドには影響力があります。

というわけで
2017年~2022年5月31日まで
3~3.5pipの変動スプレッドでバックテストしてみました。

まあ、プラスではありますね。

ロットを0.01でやってしまったので
数字は100倍して見てください。
(時間かかるのでやりなおすのめんどくさいw)

1年の変動スプレッドがこんな感じ。

5年間の純益が118.29ドル
最大ドローダウンが31.89ドル

1年間の純益が38.97ドル
最大ドローダウンが10.34ドル

リカバリーファクターが
5年で約3.7
1年で約3.7

同じですね。

純益を見ても
約1/3を直近1年で稼いでいるので
ここ1年だけ強いEAだな、と思いますね。

もちろん
このまま調子よく稼いでいく可能性もありますが
口座縛りなのでキャッシュバックを使おうと思ったら
ポートフォリオが組めませんし

RedStar(レッドスター)自体が
頻繁にトレードするEAではないので
このためだけに資金を入れておくのは効率が悪すぎる。

また、FX Beyondは
裁量ダメという謎ルールもあります。

これまでの動物シリーズに比べると
まだ使えなくもないかな、といった感じですが
この不便さに目をつむれるほどの利用価値は感じないかな…

参考になれば幸いです^^