ちょっと言ってる意味がわからんな。
KØW（@kowblog_com)です。
平均月利30％以上のFX自動売買システムとして
Gaia System (ガイアシステム)というものが出回っています。
僕からすれば他の無料EAとの違いがわからないのですが
2021年最強間違いなしだそうなので
僕も実機を手に入れてみました。
さっそくバックテストをしていきたいと思います。
Gaia System (ガイアシステム) 検証レビュー
掲載されているガイアEAのバックテストを確認してみる
Gaia System (ガイアシステム) の募集ページには
バックテストが一応掲載されています。
ただ、通常ストラテジーテスターを取得したら
2枚目の画像の赤枠の部分があるはずなのですが
ガイアEAにはありません。
これがないとパラメーターもわからなければ
いつからいつのバックテストなのかもわかりません。
ガイアEAに自信があるのであれば
わざわざ切り抜くなんて一手間を加える必要はないはずですし
何かそうしなければいけなかった理由があるのかもしれません。
EAは基本的にエッジを効かせたテクニカルによる確率論なので
ある程度の期間と取引数を調べて
本当に優位性があるのかを確かめるしかありません。
で、僕がバックテストの評価の基準として
・適正なスプレッド
・10年以上のバックテスト
・1000回以上の取引回数
という基準を設けているのですが
ガイアEAに関してはバックテストの期間が不明です。
なので、取引数は十分ですが
短期間でこれほどの数のトレードをこなしているのであれば
直近相場に合わせているだけの可能性もありますし
ナンピンEAの可能性も高いです。
スプレッドに関しては
ユーロドルは海外の証券口座で15くらいが適正なので
ちょっと甘めかな、といった感じですね。
まあ、現在値でしてしまうと
バックテストたびに結果が変わってしまうので
知ってか知らずかはわかりませんが
現在値でバックテストしてる時点で
素人感がすごい出てますが…
ガイアEAをバックテストしてみた結果
ガイアEA は
20万円、30万円、50万円の運用資金によって
リスクを変えられるようで
推奨のパラメーターが存在しています。
どのパターンでも
ロット数は0.01で固定されていたので
資金量によってリスクを変えられるようなイメージでしょうか。
とりあえず
一番低リスクの50万円ベースで
バックテストの期間がわからないので
まずは約3年間でやってみます。
2020年の2月に破たんするという結果に。
一度バックテストを通してみて気付いたことは
ロジックはナンピンマーチン型です。
さすがにロジックまではわからないので
ロジックに優位性があるのかはわかりませんが
倍々でポジションを取っていくのに
上限が25ってそりゃ破綻するやろ…
それともうひとつ
ガイアEAの紹介者の説明によると
長期で塩漬けされないように
定期的に全ポジ決済されるとのことでしたが
バックテストを見た限りそんな形跡はありません。
典型的なコツコツドカン型です(笑)
で、最大ドローダウンが
約16000ドルになっていますが
これは16000ドルあれば耐えられたわけではなく
ドローダウンを食らった際の証拠金がそうだっただけなので
この設定では200万円あっても足りなかった
ということになります。
0.01ロットスタートで
200万円溶かすってエグすぎる…
これで直近の相場に合わせた
過剰最適化の線が強まってきたので
今度は期間を短くしてやってみます。
前回破綻した2020年2月半ばの次の日から
3月の半ばで再び破綻する結果に。
再度破綻した次の日から現在までは
順調に利益を上げ続けているようです。
ただ、最大ドローダウンの数値が
初期証拠金よりも多いので
タイミングによってはドローダウンを食らっていたかもしれないので
これが本当に適正かどうかは微妙なところですが。
ちなみに
証拠金20万円の推奨パラメーターでやると
2020年の5月に破綻しています。
ガイアEAに関しては
ロットはこれ以上下げることができないので
リスクを下げるためには潤沢な資金を用意するしかありません。
直近の相場にロジックを合わせすぎている感は否めませんが
1年間で資金が7倍以上になっているので
最低でも50万円以上用意できて
最悪溶けても構わない方は使ってみても良いかもしれませんね。
参考になれば幸いです。
