KØW(@kowblog_com)です。
今回はルルさんという方が無料配布している
ツインドラゴン4 というEA(自動売買)の検証をしていきたいと思います。
どうやらアフィリエイターを使って
ツインドラゴン4を拡散してるみたいようで
問い合わせた返信の内容を見た時点で
って感じだったのですが
注意喚起の意味も込めてレビューしていきます。
ツインドラゴン4 検証レビュー
このブログの読者さんは聞き飽きたかもしれませんが
基本的にEAの稼げる根拠っていうのはバックテストにしかありません。
ところが
紹介者に問い合わせて返ってきた返答がこれ。
EAのバックテストは無価値?
いくらでも偽装しているっていう点は
偽装できるって言いたかったと思うのでスルーしますが
EAの基本構造はテクニカル分析の確率論で
優位性(勝てる確率)の高いポイントを
何度も何度もバックテストを繰り返して見つけていくものです。
偽装できるから見せないのと
偽装してでも提示するのでは
どちらもあり得ない対応ではありますが
やはり、提示されている方がまだ信用できますし
それができないってことは
Twitterの実績報告も偽装されてる可能性が高いですね。
更に言えば
開発者がバックテストの価値がわかっていないということは
まともな開発者である可能性は限りなく低いですし
自分でプログラムを組んでいるわけではなく
ゴゴジャンで提供されているEAつくーるみたいな
条件を選ぶだけで勝手にEAを作ってくれるサービスを利用してる可能性が高いです。
ツインドラゴン4のスペックから読み取れる危険性
今回のツインドラゴン4は
使う条件がアフィリリンクから口座開設するだけで
〇万円以上の入金は条件ではなかったので
とりあえず口座開設してツインドラゴン4を受け取ってみました。
すると
ツインドラゴン4と一緒に導入マニュアルが送られてきました。
まず、気になったのはこの部分
どうやらツインドラゴン4は
全通貨ペアに対応しているようです。
通貨ペアによって特性が異なるので
通常のEAであれば全ての通貨ペアに対応するのは不可能なので
これは間違いなくナンピン系のロジックですね。
しかも
価格が戻るまでひたすら耐える系のタチが悪いタイプです。
このタイプは損切をしないので基本的には負けませんが
含み損が証拠金を上回ると一撃で全ての資金が溶けてしまいます。
これなら適当なところでエントリーしてもそれなりに勝てるので
バックテストの価値を知らなくても作れますし
デモ口座で500万円とかで回しておけば
そうそう破綻することもないですし
利益を上げやすい方法なので
Twitterで宣伝もしやすいですね。
しかも、倍掛け。
ツインドラゴン4の利確計算はPipsではなく
円で計算されているようですね。
自分でプログラムが組めないから
こうするしかなかったのかは不明ですが
個人的にこのやり方はあまりおすすめできません。
理由としては
ナンピンするごとにリスクは上がるのにリターンが減るからです。
ナンピン倍率2倍ということは
1ポジ目 ⇒ 0.1
2ポジ目 ⇒ 0.2
3ポジ目 ⇒ 0.4
…
という風にポジションをとっていくわけなので
当然、破綻のリスクも倍々に上がっていきます。
ですが
保有している合計ロット数が
0.1だろうが0.3だろうが0.7だろうが
利益は一律で2000円です。
更に言えばトレードをする際に
スプレッド(取引手数料のようなもの)だったり
スワップ(金利差相当額)という要素もあり
ロット数が大きくなれば大きくなるほどこの金額も増えていきます。
でも、利益は一律2000円。
利益が出ないのは火を見るよりも明らかです。
こんなに薄利(利があるのかも疑問)なのにも関わらず
月曜は昼過ぎからチャートを監視して、稼働は夜から!
金曜日はポジションを持ち越すな!
指標や要人発言を把握して、前後2時間は使うな!
月末月初は使うな!
しかも
どう考えても初心者向きじゃないです。
それに、月曜は夜からの稼働とか
週末決済とか月末月初の稼働は制限するとか
プログラムでどうにでもなります(笑)
大きな指標だったり要人発言も
いつあるのかあらかじめわかりますしね。
というわけで
マニュアルに記載されていた安全型で
今年分のバックテストしてみました。
2月10日に破綻。
2月11日に再稼働して3月6日に破綻。
3月7日に再稼働して3月17日に破綻。
3月18日に稼働してその日に破綻。
ちなみにここ3ヶ月はドローダウン無しみたいですが
最大含み損も約100万円あります。
安全型と謳っている設定がでこれくらいの含み損を持つわけなので
利益を重視すると…?
僕は頼まれても使いませんが
もし、稼働される際は参考になれば幸いです^^