危険商材対策

EA系の商材でゴミツールを引く確率を減らすためにチェックすべき3つのポイントとは?

KØW(@kowblog_com)です。

”EA(自動売買)を使えばほったらかしで稼げます!”

みたいな内容のFX商材が多く出回っています。

確かに、起動さえしてしまえば
あとはEAが勝手に取引してくれるので
忙しい人も取り組みやすいですし
FXをよく知らない人も実践することができます。

ただ、問題なのは

”本当にこのEAは稼げるのか?”

ですよね。

使ってみなければわからないのが実際のところですし
どんなに優秀なEAであってもずっと勝ち続けることはないので
稼働を始めていきなり負けてしまうことも珍しくありません。

ただ、この負けというのは

たまたま調子が悪かっただけか
そもそも勝てるシステムではなかったでは
全く意味合いが違ってきます。

中には高額な値段でシステムを売ることだけが目的の商材屋もいるので
自分の身は自分で守る必要があります。

そこで今回は
そもそも稼げないゴミツールを避けるためのポイントをお伝えします。

バックテストを必ずチェックしよう

自動売買に限った話ではなくFXそのものに言えることですが
トレードをするには”根拠”が必ず必要です。

・なぜここでエントリーするのか?
・なぜここで決済するのか?

という根拠が明確になっておらず
その場の感覚で勝ち続けられるほど甘いものではないのです。

では、その根拠って一体何なのかって話なんですけど
そのルールで本当に勝てるのかというのは
何十回、何百回とトレードを重ねて利益が出るかを確認するしかありません。

それを検証するためにEA(自動売買システム)には
バックテストという機能が搭載されています。

このような表は見たことはないでしょうか?

これがバックテストを行った結果になるのですが
そのEAを導入するかどうかはこれで判断します。

情報商材に書いてあるとか、○○さんが言っていたとか
そういうのはただ言ってるだけにすぎず根拠がないので
バックテストの結果が全てと言っても過言ではありません。

何の根拠もないものに自分の大切な資産を預けるなんてとてもできませんよね。

購入者が何も知らないのを良いことに
適当なEAを作っている悪い販売者もいるので
必ずチェックするようにしましょう。

とはいえ
この記事を読んでくださっているということは
バックテストの見方がよくわからないと思います。

ですが
導入を検討する段階では全部をチェックする必要はなく
たった3つのポイントだけ見ればよいので順に見ていきましょう。

バックテスト期間を見る

バックテストを行う際に
一週間だけとか、一年間とか
検証期間を自由に設定することができます。

この赤枠の部分でチェックすることができます。

掲載されているバックテスト期間が短すぎると
ロジックの調子の良い期間だけを切り取っただけかもしれないので
その信憑性を疑った方が良いです。

個人的には半年とか一年だと短すぎて論外ですね。

最低でも10年くらいは掲載されているものを選びたいです。

総トレード数をチェックしよう

次にチェックしたいのが総トレード数です。

意味合い的にはバックテスト期間と近いものがありますが
バックテストで何回取引が行われたのかを知ることができます。

この赤枠の部分でチェックすることができます。

優位性のあるロジックかどうかを検証するには
何百回もトレードして確かめるしかありませんし
FXは勝ったり負けたりを繰り返すものなので
バックテストのトレード数が10回とか100回とかだと
たまたま良いところを切り取っただけかもしれません。

個人的には1000回以上あると好ましいですが
最低でも500回以上はないと信用できません。

スプレッドをチェックしよう

そして次にチェックしておきたいのがスプレッドです。

バックテストする際にスプレッドの数値も自由に入力できるので
極端に小さい数字になっていないかをチェックしましょう。

この赤枠の部分でチェックすることができます。

ここで注意すべきなのは
メタトレーダーの仕様上の問題で
バックテストのスプレッドの値を10倍しないといけないところです。

これを意図的にやっているのか知る術はありませんが
良いEAに見せかけようとスプレッドの数値を小さくする販売者もいるので注意が必要です。

まとめ

EAは過去の相場を元に作られるので
過去は勝てていたけど、この先も勝ち続けられるという保証はありません。

ですが
過去に勝てなかったものが現在は勝てるはずがないと思いますし
勝てたとしてもそれはたまたまで
優位性のないロジックが勝ち続けることはできません。

なので、実際にEAを導入するにあたって
チェックしたい項目はまだありますが
上記のチェックポイントにひとつでも引っかかるものがあれば
個人的には見送った方が良いかと思います。

中にはバックテストを公開していない販売者もいますが
バックテストを見せないということは
バックテストを見せられない理由があるということなので
そういうEAは絶対に手を出さないようにしましょう。

参考になれば幸いです^^