KØW(@kowblog_com)です。
EAを運用するにあたって
バックテストを元に自分で決めたり
業者の推奨金額に合わせたりと
ロットの設定をしてから始めると思うのですが
実は、もうひとつ決めておかなければいけないことがあります。
結論から言えば
エンドポイントを決めろ
ということなのですが
今回は、エンドポイントについて解説していきます。
エンドポイントとは?
エンドポイントとは
その名の通り”運用を終了する条件”のことです。
巷で無料でバラまかれているような
大して優位性も無い適当なところでエントリーして
価格が戻るまでひたすら待ち続けるような
多段ナンピン型は例外にはなりますが
基本的にEAというのは
テクニカル分析の確率論なので
大抵のEAは勝ち負けを繰り返しながら資産を増やしていきます。
この過程で負けが続くこともありますが
ある程度の回数の取引を行うことで
資産を増やす傾向にあります。
確率は試行回数を重ねると収束していくので
運用が長期間になればなるほど
バックテストの結果に近づいていきます。
なので
”ある程度の回数の取引を行う”
という部分が重要で
安定した運用を目指すには
最低でも半年~1年程度の運用期間が必要です。
1週間とか1ヶ月程度の短期間の運用で負けたから
”このEAはもう使えない”といった判断をしてしまうのは
運の要素が強くなりすぎます。
しかし
現実問題として運用中に資産が減っていくのを見ると
途中でEAを停止したくなるのも当然ではあります。
そういった運用の途中に
自分都合の感情でEAを止めないためにも
運用前にエンドポイントを決めておくことが大事ということになります。
いつまで運用するか
運用前に運用期間を決めていきます。
半年や1年など運用期間を決めて
カレンダーなどに記入しておきましょう。
この期間が来るまで
絶対にEAを止めないようにします。
また、この時点で
利益幅も想定しておきましょう。
期間終了時にはいくら利益がでているか
最低5%、最大20%のような感じで
ある程度の幅を持たせます。
決めた期間が終了した際に
このEAのドローダウンや想定利益を評価して
・EAの稼働を止める
・ロットの増減をする
・パラメーターの変更をする
などを判断して
運用を続ける場合は
ここでまた次のエンドポイントを決めて運用を始めます。
多段ナンピン型こそエンドポイントが重要
ドローダウンのリスクを下げるためには
割と頻繁にチャートをチェックしないといけないことや
損切の判断が究極に難しいことなどから
個人的には多段ナンピン型の使用はおすすめしませんが
短期間で大きく稼げる可能性があるのも事実です。

ただ、多段ナンピン型の最大の欠点として
いずれ必ず残高がゼロになるようなドローダウンが来ますし
損切するにしても、判断を迫られる頃にはかなりの痛手を負っているので
致命傷は免れることはできません。
なので
多段ナンピン型を稼働する際には
短期間のエンドポイントを決めておきます。
多段ナンピン型のEAは頻繁に大きなドローダウンがあるので
業者としてもバックテストを出せませんし
やってみればすぐにわかりますが
自分でバックテストをしてみても
高月利を謳ったEAほど
全損のドローダウンを頻繁に確認することができます。
まあ、言ってしまえば
月利30%とか40%とか達成したのが事実かもしれませんが
”○%達成したことがありますよ!”
って、業者が言ってるだけですし
実績に関しても本当かウソかわからない
MT4のスクショだけが大半です。
つまりは
長期的に運用するという目線で考えた場合
優秀なEAだという証拠は一切ないことになります。
なので
2ヶ月とか3ヶ月とか
極短期間のエンドポイントの設定と
業者が謳っている月利よりも少し低めに
想定利益を設定することをおすすめします。
そして
期間が経過するか想定利益に達したら
出た分の利益を出金します。
多段ナンピン型は途中で勝ち逃げするしかない
これは肝に銘じておいてください。
途中終了する条件も決めておく
運用期間を決めたは良いものの
どうしてもやめなければならない場合があります。
そういった際の
終了条件もあらかじめ決めておきましょう。
ポジティブに見れば
”想定した利益の最大を達成したとき”
ネガティブに見れば
”初期証拠金が30%減ったとき”
のような感じです。
エンドポイントを決めて計画的に運用することで
多少の含み損は気にならなくなりますし
メンタル面も強くなっていきます。
参考になれば幸いです^^