FXの基礎知識

トレードスタイルについて

KØW(@kowblog_com)です。

トレードするとは言っても
いくつかのスタイルがあり
大きく3つにわけることができます。

今回は3つのトレードスタイルについて解説していきます。

スキャルピング

スキャルピングとは
相場から細かく利益を抜いていくスタイルです。

時間でいえば数十秒~数分程度で
レバレッジを最大限利用して高ロットでポジションを張り
数Pips程度を狙います。

値幅は取れない分ロットで補うようなイメージです。

大きく張る分資金効率も良いですし
初心者におすすめされがちな手法ですが
個人的にはまったく同意できません。

資金効率が良いっていうのは
連戦連勝できることが前提ですし
典型的なコツコツドカンなので
一度の負けが大きくなりがちです。

また、数Pipsの値動きを狙うため
一瞬の判断で結果が大きく変わってしまいます。

エントリーポイントに迷うと致命傷
損切するタイミングに迷うと致命傷

また、必然的に取引回数も増えるので
スプレッドの問題もあります。

さらに言えば
主戦場が1分足、もしくは5分足になるので
相場を俯瞰で見れなかったり
テクニカルが上位足に比べて聞きにくいという問題もあります。

相場の集団心理の影響をもろに受けてしまいますし
1分や5分足の優位性なんて
長期足の節目で簡単に失われてしまいます。

スキャルピングで稼いでいるトレーダーも
もちろんたくさんいるのですが
僕個人としては初心者向けではないかな、と思います。

デイトレード

デイトレードは
一日の中で自分の得意なタイミングでトレードするようなスタイルです。

保有時間は数十分~1時間程度
長くても一日くらいが目安です。

狙う値幅としては
10~30pipsくらいです。

トレードチャンスは1日に数回程度
タイミングがなければノートレードも普通にあります。

デイトレードで一番大事なのは
エントリータイミングが来るまで待つことです。

スキャルピングとは違い
上位足の流れも考慮することができますし
テクニカルも十分通用するので
シナリオを立てて対応することができます。

スキャルピングのように
一瞬の判断を必要とすることもないですし
初心者にもかなりおすすめのスタイルです。

スイングトレード

スイングトレードは
数日から数週間ポジションを保有するスタイルです。

1時間足以上のチャートを分析して
値幅的には100Pips以上を狙っていきます。

100Pips以上の大きな値幅を狙うということで
当然、ボラリティが大きな通貨ペアを選ぶ必要があります。

ただ、トレンドが出やすい通貨ペアとはいっても
常に同じような値動きをするわけではないですし
スイング前提だとチャンスもあまりないので
複数の通貨ペアをチェックする必要がでてきます。

また、長期足の方向を決めるのはファンダメンタルなので
テクニカル分析だけだと勝ち切るのは難しくなります。

長期足を根拠にトレードしていくので
損切のラインが深くなりやすいので
ポジションは小さめになりやすく
値幅の大きさでカバーするような感じになります。

スイングトレードは頻繁にチャートを見なくて良いので
仕事が忙しいサラリーマンだったり
スキャルピングやデイトレの頻度でトレードするのが
面倒な方におすすめのトレードスタイルです。